学級崩壊から立ち直るきっかけ

「しんどいな」
「こんなクラスを作りたかったわけじゃない」
「もっと学べる、もっと遊べるクラスにしたかった」

どんな先生だって、そして、いくつになったって、そのように思うことはあります。

児童も、保護者も、同僚も、人間。
先生も人間です。

人間関係があれば、しんどさは付き物ですから、誰にだってあり得るのです。
※喜びもありますが、今回はテーマが学級崩壊なので…

もしそんな状態になってしまったら、どうしたら良いのか。
今回は学級崩壊がきっかけとなりサークルで学び始めた方の体験談を紹介します。

Case1:高学年女子からそっぽをむかれる(30代男性、6年生担任、学年主任・生徒指導主任)

私が近づくだけで女子が離れていきます。
初めは気のせいだと思ったのですが、違いました。
その件について、怒りに任せて数人を叱ってしまったのですが、それからもっと悪くなりました。
授業中に誰を指名をしても無視。
かなり詰めて指名しても「分かりません」と小さな声で回答。
この前は児童から「分からないように授業して、私たちを困らせているんですか」と言われました。

高学年女子児童と男性教員というのは、距離感が難しいですよね。
どの年代の先生に伺っても「難しい」と返答されます。

その距離をどうやって適正に保つかで、多くの先生が挙げられるのが、

『授業』
『清潔さ』

です。

わかりやすい授業をすることで「私たちの担任は賢い」と1週間に一度でもよいから思ってもらうこと。
毎日、同じようなジャージやヨレヨレの服ではなく、清潔さを感じさせるような服装をすること。
ポケットからいつも綺麗なハンカチが出ること。

そんなちょっとしたことの積み重ねが、結局近道なのだそうです。

ちなみに、この先生は、この年度にサークルへ参加し始めることはできませんでした
それだけのゆとりがなかったのです。
でも4月になって「また同じことを繰り返したくない」とTOSSサークルへ通い始めました。

今では、かなりのお力をつけ、力技で押していくのではなく、知的に授業を行うことで学級経営をしています。

Case2:やんちゃな男の子の面倒を見切れない(20代女性、学級担任3年目、3年生担任)

一人本当に元気な子がいました。
衝動的に、突発的に、動いてしまうんです。
授業中、突然野球の話をし出したり、ロッカーに教科書を取りに行ったり…
休み時間が終わっても帰ってこなかったり…
4月当初はそんなところも子どもらしくて可愛いなぁ、と思っていました。
でも、5月が過ぎた頃から指導が通らなくなって、1学期末にはクラス全体に広がってしまいました。

そういうお子さんって、いわゆる「子どもらしい」という言葉に当てはまるので、本当に可愛いですよね。
でも、その可愛さって教師の指示が通るうちだけかと思います。

この先生のように、指示が通らなくなってしまい、その雰囲気が広がっていくということは、よく聞く話です。
こう言った場合は、線引きが必要だったのかもしれません。

児童がロッカーに物を取りに行きたい時を例にします。

授業中に立ってはいけない。
でも、ロッカーにものを取りに行きたい時はある。
勝手に行ってはいけない。
許可をもらえば行ってもいい。
許可をもらえない時は理由を聞いてもいい。

こう言ったルールが線引きです。
4月当初、少し手間はかかりますが、こうした線引きが学級をよりよい方向に向かわせるルールとなります。

この先生は、5月に行われた『TOSS全国1000会場教え方セミナー』をきっかけにしてサークルへ参加するようになりました。
2学期から、先ほど紹介した「線引き」を意識し、少しずつではありますがクラスがよくなってきているそうです。

Case3:学年の人間関係の悪化が指導に影響(40代男性、5年生担任、体育主任)

学年3クラスです。
50代女性、私(20代男性)、20代女性(私よりも若い)です。
女性の先生同士の人間関係がよくありません。
子どもにも何となくその雰囲気は伝わっているだろうな、と感じていました。

6月に運動会があるのですが、その指導の中で先生同士の意見がぶつかってしまい、50代女性教員が、
「それならA先生(20代女性教員)の好きにしたら」
と子どもの前で言ってしまったのです。
それから学年全体が、保護者・管理職、もちろん子どもからも、言葉であったり、態度であったりと様々ではありますがクレームだったり、距離を置かれるといったことが出てきました。
やりにくくて仕方ありません。

直接、指導力やトラブルが原因ではないのですが、実はこういうケースが増えてきています。
TOSSサークルで学ぼうという方の中でも一定数「同僚との関係が…」とおっしゃる方もいます。

こういう場合は、

・自分が入って中立を保つ
・気にしないようにする
・とりあえず自分のクラスをきちんとする

といった基本的な対応はありますが、どの立場でもかなり難しいです。
サークルへ来ようと思った方も、
「ちゃんと教育の話ができる方と会いたかったから」
「そんなのよりも、とりあえず息抜きで来てみました」
なんていう方が多いです。

元気を出す場所がサークル

みなさんがサークルに来られておっしゃることは、

元気が出た

ということです。

しんどいことも、辛いことも、あります。
しかし、それは誰にだってあることです。

だからこそ、元気がある場所へ行って、いつもとちょっと違うメンバーと学ぶ。
そういうことも大切ではないかなと思います。

もしよろしかったら、近くのサークルを調べてみてくださいね。

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