『現場の先生のための学会』に参加

初めての『学会』に参加しました

教員をしていて「学会」に参加するなんて思ってもみませんでした。
第33回日本教育技術学会京都大学第会。
今回は幸運なこと?にその学会に「事務局員の一人」として参加させていただくことになったので、せっかくなので取材も兼ねさせていただきました。

学校の先生のためにある『学会』

学会というと「大学教授のため」のものというイメージが強く、私には縁がないと思っていました。
事前に受けた説明では、少し違いました。

大学の先生方から発表いただくことはもちろん必要。
様々なお立場から発表いただくことが大切。
でも、それと同じぐらい現場の先生方が、何を課題に思い、その解決策を試み、研究しているかを実践発表いただくことも大切。

このように説明を受けました。
一言で言うと、

現場で使える学会

なのかなと言うイメージでした。
確かに副題を見てみると、

新学習指導要領で求められる教師の授業力とは何か
〜近未来で活躍する人材を育てるSTEAM教育を中心に〜

となっています。
『教師の授業力』なんて、まさに現場の視点です。

京都大学時計台ホール

人・人・人…です。
北海道から沖縄まで、約500名の方が参加。
来場者の方から話しかけられました。
ベテラン教員っぽい方です。

京大の時計台で学会ってすごいですよね

えーと、その価値、わからないです。
ごめんなさい。
その場は乗り切り、スタッフにあとでコソッと聞いてみました。

一般的な貸館じゃなくて、大学の、しかも京大のメインホールだから、団体や内容がちゃんとしているかを見られた上で貸すかどうかの話になるんじゃないかな

と言うことでした。
ちょっと自覚が足りませんでした。
もちろんサボっていた訳じゃないですが、何というか改めてスイッチが入りました。

メイン会場での『講演』と4会場に分かれての『分科会』

メイン会場での講演は、次のような内容でした。

①子どもたちへの読解力の授業
②堀田龍也先生の講演(東北大学教授)
③出版社から見た先生方の発表
④海外の視察報告
⑤シンポジウム「近未来で活躍する人材を育てるための指導力」

①は実際にステージに子どもたちと先生が立って授業をします。
このような形式を『提案模擬授業』と言うそうです。
聞くと「模擬授業」と言う言葉自体がこの学会から生まれたとか。
ほとんどの教員採用試験で「模擬授業」が行われている中、その言葉の始まりを見た気がしてうれしくなりました。
それにしても、500人の先生の前で授業。
先生もですが、子どもたちもすごい!
「いつも通り」に授業を受けていました。

②堀田龍也先生の講演は、新しい情報って必要だな、と思いました。
学校は一言でいうと「アナログ」です。
でも、実際は「デジタル」が進んでいる世の中です。
この記事もノートと鉛筆じゃなくて、パソコンで作成しています。
そう考えると、時代に合わせた学習方法、効率的な仕事のツールがこれから入ってくるのは自然なことなんだろうな、と感じました。

③④は外して…
(事務局のお手伝いでいなかったんです)

⑤が私には面白かったです。
シンポジウム「近未来で活躍する人材を育てるための指導力」
いろんな立場の方がいます。
大学の先生、
小学校の先生、
それだけじゃなく、
ラグビーワールドカップ2019の方もいらっしゃいました。
組織委員会事務総長代理というお役職の西阪昇先生です。

当たり前ですが、職員室内での雑談じゃありません。
でも、そういうあったかい雰囲気の中で進みます。
結構厳しいことも、これからどうする?という課題も話しているんだけどな、と内容よりも、その空気感の方に圧倒されました。

分科会もいくつか覗きました。

「すごいなー」と思ったのが笑顔。

発表者の皆さんが笑顔なんです。
分科会とはいえ、各会場100名以上いる中でこれだけの笑顔ができるって…
私は多分凍ります。

内容も面白かったです。

働き方改革を実現する教師の仕事術とクラウドコンピューティング活用

という分科会。
今、進んでいる学校の様子を教えてもらいました。
同じ日本の学校にあるとは思えません。

・デジタル連絡帳
・学級通信をアプリで配信
・タブレットを使った授業
・職員会議資料の全てを持ち歩けるデータ保存方法

でも、これが珍しいとかすごいとかじゃなくて、近未来の日本の学校の姿と聞いてビックリ。
まだ時間がかかるかもしれませんが、海外事例などを聞いていると、そう遠くないのかな、とも思いました。

次回は関東での実施

次回は関東での実施とのこと。
今度は一参加者で行ってみます。
ボランティアとはいえ、事務局だと全ては見られませんでした。
違った視点からは多くのことが学べましたが、全部を学びたいとも思いますので。

初めての学会。
思ったよりもハードルが低くて楽しめました。

…帰路は雨でした…

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